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建通新聞社(神奈川)
2017/05/29

【神奈川】神奈川県県土整備局 浸水想定区域図の見直し 小出川など19河川で着手

 神奈川県県土整備局は、浸水想定区域図の見直しについて、2017年度は小出川など合計19河川で見直しに着手する予定だ。19年度末の全河川見直し完了を目指す。
 県では、15年9月の鬼怒川での堤防決壊などを踏まえて、浸水想定地図の見直しや水位観測施設の増設などを進めている。
 これまでに鶴見川や恩田川など12河川の見直しを完了し公表。現在は、相模川や酒匂川、帷子川、境川など47河川で見直しの作業を進めている。17年度は、小出川、鳩川、引地川、山王川など合計19河川で見直しに着手。順次計画策定に向けての調査などを実施する。
 計画策定では、想定し得る最大規模の降雨による洪水浸水想定区域等の情報を提供するため、川流域などの浸水解析を実施し、洪水浸水想定区域、家屋倒壊等氾濫想定区域などを設定する。
 これまでの想定を上回る豪雨が発生していることから、見直しでは対象とする降雨を河川整備の目標とする降雨から、想定し得る最大クラスの降雨に高めている。山地部の河川などを除き、浸水が想定される108河川について15年度から順次見直しを進めており、19年度までの完了を目指す。見直しに当たっては、浸水が広範囲に及ぶと想定される大河川や、周辺に地下街などがある都市河川を優先する。
 提供:建通新聞社