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建設経済新聞社
2017/05/30

【京都】建替え対応の認定こども園 事業費は4億2000万円想定

 舞鶴市は、舞鶴幼稚園の園舎を建替えて整備する公立認定こども園について、事業費に4億2000万円を投じる。6月補正予算案に同額の債務負担を設定した。
 舞鶴幼稚園と隣接する西乳児保育所を集約し、幼稚園機能と保育所機能を併せ持った認定こども園を整備する。当初は舞鶴幼稚園の園舎を活用するとしていたが、建物状態を勘案しつつ、認定こども園として必要な機能が効率的・効果的に発揮される配置等を検討した結果、相当な大規模改修となり工事費がかさむことが判明。長期的な視点に立ち、大規模改修と建替えを比較検討した結果、現敷地内での建替えとする方法が有効と判断した。
 舞鶴幼稚園敷地内にS造2階建、延1054uの新園舎を建設する。定員は93人。こども園に移行するため、新たにほふく室や沐浴室などの機能を備えた乳児室、給食提供のための調理室が必要となるほか、乳幼児教育センター機能などを設ける。
 6月補正予算案に4億2000万円の債務負担を設定。予算案が承認されれば工事発注に向け手続きを進める。工事請負案件は議会承認が必要となるため、9月議会への提出を目指す。今後のスケジュールは29年秋頃から着工し、30年7月頃に完成、31年4月頃の開設を目指す。
 新園舎の完成後に現園舎の取り壊しと園庭整備を30年9月から31年2月に行う予定。
 舞鶴幼稚園(舞鶴市円満寺100−4。敷地面積3672u)の建物はS造・RC造2階建、延1088u(昭和49年築)。西乳児保育所(舞鶴市円満寺100−3。敷地面積997u)の建物はW造平屋建、延344u(昭和47年築)。
 (仮称)舞鶴こども園整備工事設計業務は綜企画設計京都支店(京都市下京区)が担当。