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建通新聞社(神奈川)
2017/05/30

【神奈川】寿町労福会館=3社JV、関内ホール=2社JV 3定市会付議の建築工事2件、6月29日開札 横浜市

  横浜市は5月30日、寿町総合労働福祉会館の再整備と関内ホールの改修に関わる建築工事2件の条件付き一般競争入札を公告した。ともに第3回市会定例会(9〜10月開催見込み)に契約案の付議を予定する案件。それぞれ建築Aの市内事業者に寿町で3社、関内ホールで2社の技術力結集型JVの編成を求めて入札参加させる。いずれも6月26〜28日に入札書を受け付け、6月29日の開札を経て施工予定者を決める。
 寿町総合労働福祉会館(中区寿町4ノ14)の再整備は鉄筋コンクリート造地下1階地上9階建て延べ7685平方bの新施設を建設し、地階〜2階に福祉会館(ラウンジ、共同事務室、診療所、公衆浴場など)、3〜9階に市営住宅80戸(1DK20戸、2DK28戸、3DK32戸)を設けるために行う。小泉アトリエ(横浜市中区)が設計を担当。2017年度当初予算で2億9474万円(5月完了の旧会館解体工事含む)を計上するとともに、限度額33億円の18年度債務負担行為を設定した。
 建築工事では本体、駐車場車路、広場側スロープ、外構を19年3月15日までに完成させる。別途、設備工事4件(電気、空調、衛生、昇降機)の施工者を第2四半期の条件付き一般競争入札で決める予定だ。
 関内ホール(中区住吉町4ノ42ノ1)は鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下2階地上5階建て延べ1万0097平方bの規模で1986年9月に開館した。11月から18年9月まで休館し、ホール天井の耐震化対策や設備の長寿命化対策などの改修を実施する。芦原建築設計研究所(東京都千代田区)が設計を担当。17年度当初予算に2億5811万円を計上し、限度額26億円の18年度債務負担行為も設定した。
 建築工事は▽大ホール・小ホール・エントランスホール天井脱落対策▽内装改修▽大ホール客席更新▽舞台機構設備更新▽3号昇降機遮煙対応―を施工内容に、18年9月21日までの工期で進める。別途、設備工事9件(電気、受変電、自家発電、空調、衛生、舞台照明、舞台音響、ITV、昇降機)の施工者を第2〜第3四半期の条件付き一般競争入札で決める予定でいる。
 提供:建通新聞社