トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2017/05/30

【群馬】群馬県建設業協会が道路クリーン作戦を実施

群馬県建設業協会(青柳剛会長)は30日、県内全域を対象とした道路クリーン作戦を展開した。2017年度の活動本拠地となった渋川支部の出動式には多くの来賓が参加。同支部内で約270人、県全体で約2000人が一斉に清掃活動を行う同活動も今回で30回の節目を迎えた。活動内容は道路の清掃活動と道路パトロール。参加者はごみ拾いやカーブミラーの清掃などに汗を流し、地域の美化と交通安全に大きく貢献した。
渋川支部の出動式は、道の駅こもちで開催された。須田誠一支部長は「本日のクリーン作戦の展開にともない、ご協力頂いた全ての方に感謝したい。先人が築いた伝統あるこの社会奉仕活動は素晴らしいと自負している。安全第一でやり遂げてほしい」などとあいさつした。
多くの来賓が招かれた中、渋川市の阿久津貞司市長は「自然災害が多発している昨今、建設業界の協力なくして市民の生命と生活は守れない。今後も業界とスクラムを組んでさまざまな課題に取り組んでいきたい」と語った。国土交通省高崎河川国道事務所の堤啓所長は「この素晴らしい取り組みを30年間続けていることに敬意を表する。地域の方と協力して道路を守っていく風潮ができればと期待している」と続いた。
県県土整備部からは中島聡部長の祝辞を町田孝道路管理課長が代読。その中で活動への期待と敬意を表した。渋川警察署の中野敏和所長も「大変暑くなると思うが、渋川地区の道路をきれいにするために、熱心に取り組んでいただきたい」と参加者を激励した。
県議会議員を代表してあいさつした星名建市議員は「きょうのようなボランティア活動などで、協会が一致団結する。それにより道路清掃だけでなく様々な課題が解決に向かうのではないか」と活動の意義を強調した。
青柳会長も渋川支部の激励に訪れ「大地と自然をきれいにする象徴がこの道路クリーン作戦。道路の清掃だけでなく、建設業界のイメージを変えることも目的としている。30年続くこの活動で地域に貢献し、環境美化とイメージ向上をお願いしたい」と参加者に呼び掛けた。
会員企業の女性社員で結成された環境すみずみパトロール隊も参加。代表して都丸祥子氏(瑞穂建設)が活動宣言を行った。マスコットキャラクターのぐんケンくんも応援に駆け付け、全員でぐんケン体操を行い体をほぐした。
その後、出動指示を受けて行動を開始。一日をかけて渋川市、吉岡町、榛東村の各所で清掃活動を行った。