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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/05/31

【山梨】甲府市遊亀公園・附属動物園整備 民間活用調査へプロポ

 甲府市公園緑地課は、遊亀公園と附属動物園の再整備に向け、民間資金などの活用事業調査を行う事業者を公募する。PFI導入可能性としてコンセッション方式(公共施設等運営事業)を検討してもらう。5月30日に公募型プロポーザルの手続きを開始した。
 委託上限額は1954万8000円(税込み)。
 業務では、公園や動物園における「子育て環境」の充実を図りつつ、再整備での公的な負担を抑制し、持続可能な運営体制の構築に向け、コンセッション方式導入を視野に、民間のノウハウを活用した施設整備や事業スキームを提案してもらう。
 企画提案を求める内容は、@実施方針(業務実施方針に関する提案)Aテーマ1(民間活力導入に関する提案)Bテーマ2(先行事例に関する提案)Cテーマ3(事業スキーム選択にあたっての提案)−など。
 参加対象は、専門知識と業務執行能力を有する単独企業で、市の入札参加資格登録者。また過去10年以内に利用料金収入のある公共施設等の整備等に関する業務のうち、民間活力の導入可能性調査業務または民間事業者の選定などに係るアドバイザリー業務の元請による契約履行実績を5件以上ある者。
 参加表明書の提出は6月14日まで、企画提案書は6月22日まで受け付ける。審査結果は7月6日を予定する。履行期間は18年3月30日まで。
 動物園は、施設が老朽化し、動物の展示効果などからも改善が必要であり、また2018年に100周年を迎えるため、利用者のニーズに沿った整備計画を策定し、公園と動物園を一体的に整備する。