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鹿児島建設新聞
2017/06/02

【鹿児島】伊座敷トンネルが貫通/供用目標は20年度

 県が整備を進める一般国道269号伊座敷バイパス「伊座敷トンネル」の貫通式が1日、南大隅町の同トンネル坑内であった。主催は、施工を担当した佐藤工業梶E南生建設梶E藤田建設興業梶E且O共建設JV。2018年1月の完成を目指し、本体工事を進めている。
 同日は、貫通発破や通り初めの儀、鏡開きが執り行われ、参加した関係者約150人が祝い合った。
 県大隅地域振興局の堀之内健郎局長は「湧水量が多かったが、高い技術力でやり遂げていただいた。今後も無事故無災害で工事を進めてほしい」とねぎらいの言葉を送った。また、施工者を代表して佐藤工業鰍フ宮本雅文社長が「無事に貫通できたのも皆さまの協力のおかげ」と残りの工事も安全第一で取り組んでいくことを誓った。
 同バイパスの整備事業は、03年度から着手。総事業費は、伊座敷トンネル(L2151m×W6m)を含む約60億円。進捗率は、事業費ベースで約8割となっている。
 県によると、供用開始は20年度を予定。同トンネル区間の既存道路は、南大隅町に譲渡し、町道として利用される。

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