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建通新聞社
2017/06/05

【大阪】大阪府 第1種漁港を順次移管へ

大阪府は、現在府が管理している第1種漁港について、順次整備を行った上で、市町に移管していく方針だ。2017年度は、田尻漁港の移管に必要な整備として、防波堤などの詳細設計に着手する予定だ。田尻町との移管協定締結後に業務を外注する見込み。
 田尻漁港では、波浪などを抑制し、漁港内の静穏を確保するため、波浪を侵入させない堤防を整備する。17年度に波浪の侵入状況などの現況調査を行った上で、堤防の建設場所や規模などを決める詳細設計を行う。工事は18〜19年度の2年間で実施する予定だ。
 漁港漁場整備法では、地元の漁業を主とする第1種漁港については、市町が管理者になると規定されている。市町が管理・運営することにより、地域ニーズに柔軟に対応できるメリットがある一方で、管理維持費がかかるなどの課題もある。
 現在、府が管理している第1種漁港は、▽堺出島、石津(堺市)▽高石(高石市)▽岡田(泉南市)▽西鳥取、下荘(阪南市)▽田尻(田尻町)▽淡輪、深日、小島(岬町)―の4市2町10漁港となっている。