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北陸工業新聞社
2017/06/06

【富山】とやま新機軸/支社昇格を1日でも早く実現/大和ハウス工業富山支店長太田尚典氏/「戸建て住宅でシェア上位へ」

―富山支店長就任の抱負からお願いします。
 私だけでなく、支店のみんなも思っていることだが、支社への昇格を一日でも早く実現させたい。支社昇格のためには、売上と利益で一定の基準を超える必要があるが、富山支店は狙える位置にまで来ている。
―具体的な戦略は。
 メーン事業である戸建て住宅を伸ばしたい。富山は地元志向が強く、シェア上位に大手ハウスメーカーは入っていない。まだまだ伸ばせる余地は十分にある。今までは鉄骨の住宅だけだったが、木造住宅も供給できるようになり、両方で勝負しシェアを上げていく。最終的にはトップを目指すが、まずは上位に食い込めるようにしたい。
 北陸新幹線の開通で富山への企業進出がしやすくなった実情がある。企業が進出すれば工場だけでなく、店舗や賃貸住宅、戸建て住宅の需要も増え、弊社にとっては良い影響が出てくる。
―経歴と富山の印象をお聞かせ下さい。
 大学卒業後、93(平成5)年に大和ハウス工業に入社。滋賀支店の流通店舗営業所に配属され、18年間勤務した。2010年4月、富山支店に異動し、流通店舗営業所長を6年間務めてきた。
 他社のことは分からないが、弊社が展開する事業の観点で言うと富山は、非常に仕事がやりやすい。開発に関しては基本的にウエルカム。近隣の住民や行政の方も協力的で良い人ばかり。
 滋賀支店時代に大津市一里山で、大型商業施設と住宅分譲地、民間工業用地を集積した開発事業を担当したが、将来的には富山でも支店の各営業所とグループ企業が連携できる、大和ハウスグループでしかできないプロジェクトを手掛けたい。願望ではあるが、これが実現できるまでは転勤したくない。
―仕事に取り組む上でのモットーを。
 ある先輩から教えられた「夢で始まり、ロマンで発展し、責任で成功する」という言葉をずっと手帳に書き留め、胸に刻んでいる。
 会社でのポジションや職種は違うが、夢がないと仕事は続けられないし、仕事を成し遂げるには責任感が大事。人間の多くはどうしても途中であきらめてしまうが、私は夢や目標は達成するまで続けないと気が済まないタイプ。今は夢を与える立場だが、自らも夢を持って仕事ができるような体制を築いていきたい。
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 おおた・まさのり 1970(昭和45)年7月生まれの46歳。京都市出身。立命館大学法学部卒。今年3月1日付で富山支店長に就任。趣味はゴルフで、「他人に強要はしないが、楽しくプレーをするには、下手より上手な方が楽しい」と、趣味も徹底して取り組む姿勢を貫く。

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