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日刊建設タイムズ社
2017/06/09

【千葉】2か年で基本設計/県健康福祉部/県社会福祉センター移築/事業費25〜29億円見込む

 県健康福祉部健康福祉指導課は、県社会福祉センターの再整備を計画。県の6月補正予算に建物建築の係る基本設計費として限度額3400万円の債務負担行為を設定した。施設は現在地(千葉市中央区千葉港4―3)の近隣の県有地に新築する予定。設計の委託手法については、今後検討する。
 事業スケジュールは、2017〜18年度で基本設計、19年度で実施設計、20〜22年度の3か年で建設、22年度内の供用開始を目指す。総事業費は約25〜29億円を見込む。
 同センターは、1970年10月に市原市で開催された第20回千葉県社会大会で民間社会福祉活動の推進を図る拠点として社会福祉センターの早期建設が決議され、県社会福祉協議会を中心に建設計画が進められ、74年1月に開設した。
 建築後43年を経過し、施設の老朽化と耐震不足、少子高齢化の進展など社会状況の変化などに対応するため、新たな機能を追加して再整備を実施する。再整備では大規模災害時のボランティアセンター、保育士・介護士など福祉人材の確保などの機能を導入し、社会福祉活動の推進や災害時のボランティア活動の拠点としての機能を強化する。
 既存施設の規模はSRC造5階(塔屋2階)建て延べ3789・54u。敷地面積は1178u。施設内には社会福祉7団体、高齢者福祉4団体、障害者福祉4団体、その他2団体の17団体が入館している。
 施設は県社会福祉協議会と県が共同で所有。再整備では県立施設として新築する。建物規模は、新たな機能の追加などにより既存施設を上回る見通し。k_times_comをフォローしましょう
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