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建設新聞社(長崎)
2017/06/16

【長崎】公立新小浜病院の基本設計まとまる

RC造6階建 延べ7・6千平方b
   概算事業費42億 18年度に本体着工完成イメージ

雲仙・南島原保健組合は、移転新築を計画している公立新小浜病院の基本設計概要をまとめた。基本設計を請け負った鞄燗。建築事務所九州事務所が、引き続き実施設計を担当する予定で、履行期限は2017年度内と設定されている。18年度に本体建築工事に入り、19年度に完工。同年度末に開院となる見通しだ。
 同病院建設における概算事業費は基本・実施設計費や工事監理費用、それに建築工事費や外構工事費、浄化槽設置費、既存建物解体などを含め約42億6000万円と試算。新病院のベッド数は現状と同じ150床規模を維持。診療科目は13科目となる。
 建設地は現地から約150b離れたマリーナで、敷地面積は約6830平方b。鉄筋コンクリート造地上6階建てで、延床面積は約7620平方bとなる見込み。新病院完成後に移転。その後、現病院の解体工事に入る運びとなっている。配置計画図
 地域の人々の安全・安心な暮らしを支える地域医療の中核病院として整備する。新病院の特徴としては、1階に外来部門を集約することで、外来患者の移動を少なくしワンフロアで完結できるようにする。新たに透析部門を3階に配置。橘湾の眺望ができるデイルームを病棟階の南側に配置する。
 また、大規模地震による液状化対策などを行うほか、地盤面を現況地盤面より1bかさ上げし津波対策を施す考えだ。建物西側には将来に備え、増築スペースを確保しておく。
ksrogo