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建設新聞社(長崎)
2017/06/16

【長崎】実際の現場でモルタル吹き付けを体験

「またやりたい!」と子ども達の声
    デミーとマツ 土木体験イベント開催ロープクライミング体験

 土木応援ユニット『デミーとマツ(※)』による土木体験イベントが10日、一般県道諫早外環状線道路改良工事(法面工3)の現場にて開かれた。協力は、施工現場担当の田中工業(田中徳秀社長/島原市)および長崎県。
 当日は、小学生やその保護者ら約20人が参加、ロープクライミングやモルタル・コンクリート吹き付けなど、土木の魅力で溢れる大盛況の体験イベントとなった。
   ―まずは土木の内容・魅力を説明
 イベント時間は、午後1時30分〜4時までの約3時間。冒頭、出水享氏(デミー)が「日頃の行いが良い人達ばかり集まったのか、天気にも恵まれ絶好のイベント日和となりました。長丁場となりますが、最後まで楽しんで頂けたらと思います」と挨拶。続いて、松永昭吾氏(マツ)がイベントの趣旨や流れを説明し、また、身の周りにある土木構造物の種類等を紹介。デミーとマツの両者が繰り出す軽快なトークには、温かい笑い声が響いた。目玉イベント『法面にコンクリートバズーカ発射』

 県央振興局建設部道路第二課幹線道路班の鯨津佳久氏からは、諫早外環状線『諫早インター工区』『長野栗面工区』の概要説明が行われ、また田中工業鰍フ社員ら4人が、法面工事の大切や工法の種類等を紹介。このうち、松崎誠哉現場代理人からは、現在施工している工事の説明が行われ、「法面工事は力仕事が多く、種類も豊富で大変ではありますが、完成した時の達成感は他の仕事では味わえないと思います」と土木の魅力を伝えた。

   ―いよいよ土木体験へ
 土木体験イベントは、まず法面面積の測り方からスタート。子ども達は計測メジャーの数値を読み上げ、用紙に記入。テント内で頭を悩ませながらも懸命に計算し、答えを導きだしていた。その後、田中工業鰍フ技術者らが、法面吹き付けパフォーマンスを披露。匠の卓越な技術に、子ども達は目を輝かせていた。
続くロープクライミング体験では、各3ブロックに分かれて実施。安全帯をしっかり装着すると、技術者の補助を受け、ロープに手をかけながら一歩ずつ傾斜地を登った。
 最後は、イベントのメーンテーマ『のり面でコンクリートをぶっ放せ!』に則り、実際の現場の法面にコンクリート吹き付けを行った。レインコートを身にまとった子ども達が、小さな手で高圧ホース握り、モルタル・コンクリートを噴射。順番待ちで並ぶ子ども達は、列の横から顔を覗かせ、自分の番を待ちわびていた。
 今回、参加した子ども達からは「ロープで高いところまで登れた!」、「ホースから粘土みたいなのがいっぱい出てきて面白かった」と歓喜の声。中には「楽しすぎてあっという間に終わっちゃった。またやりたい」と早くも次回を求める意見も。また、保護者は「私たちの生活の周りには、土木に携わっている方々の手によってつくられていること、そしてその環境を良い状態で維持してくださっていることなど、考える機会となりました。これから成長していく子どもたちにとっては、私たち大人以上に貴重な体験になったと思います」とイベント関係者らへ感謝の意を述べた。集合写真

(※)デミーとマツ
 九州を中心に、土木の大切さ・魅力を伝えるために土木関係者らとタッグを組んで土木イベントを企画するチーム。2016年に出水亨氏と松永昭吾氏の2人で結成し、今回の長崎でのイベントは4回目。特に第2回に佐賀で開催したイベントが話題を呼び、各種メディアに多数取り上げられる。デミーとマツのウェブサイト(https://doboku.wixsite.com/index)。
 ▽出水享(デミー)=長崎大学大学院工学研究科博士(工学)。2016年には、橋りょうの維持管理技術で国土技術開発賞受賞。
 ▽松永昭吾(マツ)=葛、同技術コンサルタント福岡支店長、(一社)ツタワルドボク副会長。橋の町医者として、橋の計画・設計・点検・診断・耐震設計に従事。
ksrogo