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建通新聞社
2017/06/19

【大阪】近畿地整初 コンサル業務で一括審査試行


国土交通省近畿地方整備局は、建設コンサルタント等業務の総合評価落札方式を対象に一括審査方式を試行する。初弾案件は、奈良国道事務所が外注する地質調査業務3件(6月16日付公告)。以降、1公示につき2〜4件程度を一括して実施する予定だ。同局初の試み。
 一括審査方式は、発注者が同一の総合評価落札方式による設計、測量、地質調査業務のうち、実施地域が近接し、業務の目的・条件が同一のものが対象となる。
 2〜4件程度を一括し、公示、参加表明書・技術提案書の提出、入札、開札、落札決定をそれぞれ同じ日に行うもので、参加者の提案書類は共通の提案により審査・評価する。
 複数の業務に参加表明書を提出することは可能だが、落札決定通知を受けた以降の入札(一括する他の案件)は無効となる。
 一括審査の導入は、提出資料の低減、同一資料による審査で受発注者双方の事務量の軽減を図る狙い。
 初弾案件は、いずれも大和北道路関連の地質調査業務で、下三橋町地区、大江町地区他、横田町地区他を調査範囲とする3件。業務概要は機械ボーリング、サウンディングおよび原位置試験、室内土質試験、総合解析、解析調査など。履行期間は全て約7カ月を設定する。