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建通新聞社四国
2017/06/20

【愛媛]

 愛媛県は、電子入札システムを通じて提出される電子ファイルのセキュリティー強化のためのシステム改修を7月3日に実施する。このため6月26日以降に同システムを通じて提出する案件から適用される。セキュリティー強化により使用できなくなる電子ファイル形式があるため、注意するよう呼び掛けている。今回の措置は県工事・業務の入札が対象。
 電子入札システムでは、内訳書や総合評価のための提出物など幅広く電子ファイルが使用されている。セキュリティー強化されるシステムは、電子ファイルに対して、コンピューターウイルスなどの不正なプログラムの侵入や感染を防止するため、電子ファイル内に記録されたプログラムなどを除去するもの(無害化処理)。
 6月26日以降、提出に使用できなくなる電子ファイルの形式は@パスワードを設定したファイルAマクロを使用したファイルBLZH形式の圧縮ファイルCファイル名にWindowsの機種依存文字(@、U、u、_、鰍ネど)や半角カナを設定したファイル。
 26日以降も提出に使用できる電子ファイルの形式は@Microsoft Word・Excel形式APDFファイルB画像ファイルはJPEG形式とGIF形式のみ使用可能。
 C圧縮ファイルで従来、LZH形式とZIP形式の2種類が使用できていたが、強化後はZIP形式のみ使用可能となり、LZH形式は使用できなくなる。
 県が入札に使用している「えひめ電子入札共同システム」は、県以外に松山市や今治市など9市、久万高原町や内子町など5町が共同運用しているが、今回の措置は県のみ実施する。