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建通新聞社(中部)
2017/06/22

【愛知】愛知県西三河農林水産事務所 鷲田排水機場更新で全体設計開始

  愛知県西三河農林水産事務所は、「鷲田排水機場」の更新事業を進めており、2017年度事業で全体の実施設計を進める。「たん水防除事業鷲田地区」として、若鈴コンサルタンツ(名古屋市西区)に業務を委託、新排水機場の詳細を詰める。用地取得を経て、早ければ18年度の工事着手が見込まれる。
 同事業は、幸田町菱池地内(鷲田地区)の現排水機場を全面的な移転新設により更新するもので、16年度に事業採択された。概算事業費は10億円を見込み、22年度の完成を目指す。
 今回の設計では、毎秒2・3d(口径1000_)のポンプ施設2基や建屋、地下構造物、場内整備(舗装、フェンスなど)について詳細をまとめる。また、給水槽と吐水槽の地震対策として、レベル2に対する耐震性を検証、対策を盛り込む考え。
 鷲田排水機場は1981年に設置した排水機場で、経年劣化による機能低下や地区内開発による排水量の増加などから排水能力不足が懸念されている。このため、排水能力の向上とともに、施設全体の耐震化などを図る目的で事業化した。農地のたん水被害防止と農業経営の安定化を図る。
 同事務所では、現排水機場に近接する用地約2000平方bを移転候補地として今後、地元説明などコンセンサスを図りながら用地取得を進める見通し。取得状況などにより流動的ながら、順調にいけば18年度内にも工事着手したい考えで準備を進める。

提供:建通新聞社