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建通新聞社(中部)
2017/06/19

【岐阜】拡幅は30カ所 県の2017年度道路NW強化整備

 岐阜県県土整備部は、県土強靱(きょうじん)化で道路ネットワーク強化に向けた整備を進めている。このうち、2017年度に進める国道257号川上バイパス(BP)など道路拡幅整備主要4路線や、道斜面対策、橋梁耐震の工事概要をまとめた。発注時期などは所管する土木事務所が決める。
 岐阜県では、将来発生が予測される南海トラフ地震などの広域災害時に早期復旧の要となる道路ネットワークの機能を確保するため、「岐阜県緊急輸送道路ネットワーク整備計画」に基づいて道路などの防災・減災対策整備を進めている。
 整備予定箇所として17年度は「道路拡幅」が約30カ所、「斜面対策」は31路線35カ所、「橋梁耐震」は補修を含め約70カ所となっている。
 17年度に行う主要整備箇所の概要は次の通り。
<道路拡幅>
 ▽国道257号川上BP(下呂市)―16年度に発注した川上第2トンネル(1251b)の本体工事を継続する。17年度は岩判定などの調査を委託する。担当は下呂土木
 ▽可児金山線飯高工区(七宗町)では、(仮称)新飯高橋の架設に伴い迂回(うかい)するための仮橋架設工事を進めている。17年度は橋脚、橋台工事を発注する。担当は可茂土木
 ▽国府見座線十三墓峠工区(高山市)―近く道路改良工事を発注するため、積算中。また、工区内で未着手部分の路線測量や設計も委託を予定している。高山土木が担当
 ▽神野関線大矢田・半道工区(美濃市)―半道〜西洞間の道路改良を主体に近く工事発注に向け積算中
<斜面対策>
 ▽国道256号旭工区(郡上市)―八幡町旭地内で危険箇所の落石対策に向け設計を委託するとともに、用地取得を進める。郡上土木が担当
 ▽下石笠原市之倉線笠原工区(多治見市)―笠原地区の工区内の用地補償を進める。多治見土木が担当
<橋梁耐震>
 ▽大垣一宮線高橋(大垣市)―水門川に架かる「高橋」の橋脚耐震補強を第2四半期に一般競争入札(総合評価落札方式)で公告する。大垣土木が担当
 ▽福岡坂下線新田瀬橋(中津川市)―橋長は79・2b。橋脚の巻き立て補強工事を近く発注するため、積算中。恵那土木が担当

提供:建通新聞社(2017/06/19)