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建設経済新聞社
2017/06/23

【京都】北消防署は3階建、延約3252u 設計を公募型プロポで公告 大宮交通公園工事は31年度

 京都市は、北区大宮の大宮交通公園北東部に移転する北消防署について、規模はRC造3階建、延3252・80u(駐輪場39・70u含む。建築面積1398・26u)で計画している。
 1階(1358・56u)はエントランス・展示コーナー、車庫、洗浄室・消毒室、受水槽・ポンプ室、油庫、器具庫、工具・充電室、ホース・ボンベ室、ギアポンプ室、油ポンプ室、出動準備・防火衣ロッカー室、物品庫(災害用テント等大型資器材を収納)、トレーニングルーム、仮眠室(男・女・救急)、更衣室(男)、更衣室(女)・脱衣室・浴室・便所、浴室(男)、脱衣室・便所(男)、洗面所・洗濯室、外部器具庫(土嚢等を収納、防災倉庫も併せて設置)、便所(男・女)、倉庫。2階(1185・55u)は署長室、事務室(総務・予防/警防・救急)、書庫、会議室、会議・図書室、湯沸室、署長公舎、当番室、食堂、訓練室、倉庫、便所(男・女・多目的)。3階(668・99u)は講堂、準備室、小会議室、通信機器室、訓練室、倉庫、湯沸室、便所(男女多目的)。屋根は陸屋根とし、屋上庭園とする。マシンルームレス式エレベーターを設置する。
 29年度は環境アセスメントを進めるとともに、29〜30年度に基本設計及び実施設計を行い、30年夏頃に都市計画区域変更に係る都市計画審議会に諮り、31・32年度に新築工事を進める計画。
 都市計画局は22日、「京都市北消防署新築工事設計業務委託ただし、建築及び設備基本設計・実施設計業務委託」を公募型プロポーザルで公告した。
 プロポの主な参加資格は▽一級建築士事務所としての登録を行っている建築士事務所である▽京都市の一般競争入札有資格者名簿(京都市競争入札参加有資格者名簿(測量・設計等)における登録種目が建築設計であるもの)に登載されている単独企業である等。
 第一次審査(書面審査)で第二次審査に進む対象者を6者程度選定する。第二次審査(ヒアリング審査)で受託候補者と次点2者を選定する。
 参加表明書と技術提案書(第1号〜第6号様式)の提出は7月13日5時まで。参加資格の確認結果の通知は7月18日に発送予定。第一次審査(書面審査)は7月21日に実施予定。第一次審査結果の通知は7月26日頃に発送予定。技術提案書の提出(第7号及び第8号様式)は8月9日5時まで。ヒアリング審査は8月下旬に実施予定。受託候補者選定結果の通知は8月下旬に発送予定。
 履行期間は30年10月31日まで。
 概算予定価格は9470万円(税抜)。
 担当は京都市都市計画局都市企画部都市総務課技術担当(рO75−222−3641)。
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 北消防署の移転を機に、残る公園敷地もあわせて再整備し、公園全体としての機能強化を図る。
 再整備に向けた方向性によると、公園中央部・南東部は交通学習ゾーンとし、時代に合った新たな交通学習施設として整備。公園北西部・南西部はすこやかゾーンとし、高低差のある地形を生かした貴重な緑のオープンスペース、遊具や回遊性のある園路等を設置し、子どもから高齢者まで楽しめる自由広場とする。公園南部は御土居ゾーンとし、歴史的な価値を有する御土居を生かした広場とする。公園北東部は防災機能強化ゾーン(北消防署移転先)とし、公園と消防署を一体化し、広域避難場所としての防災機能を強化(防災トイレの設置や防災教育の充実等)する。
 北消防署移転新築工事と並行して、新大宮交通公園整備設計を30年度に進め、31年度に整備工事を行う予定。
 大宮交通公園(北区大宮西脇台町17/敷地面積2万1338・93u)は現在の北消防署から直線距離で約700mに位置する。