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建通新聞社
2017/06/27

【大阪】大阪府 久宝寺緑地未整備エリアに着工

大阪府は2017年度、久宝寺緑地未整備エリアの整備事業で、敷地北側に予定する「丘陵エリア」の一部工事に着手する。同事業の初弾工事となるが、発注時期については検討中。工期は8カ月間程度を想定している。
 同緑地は、八尾市西久宝寺に位置。服部緑地、大泉緑地、鶴見緑地とともに大阪4大緑地の一つ。全体面積は48・1f。うち38・4fが開設済み。開設区域東側の9・7fが未整備で、このうち6fが事業認可済み区域となっている。
 未整備区域のゾーニングでは、北側の約3fは盛土して小高い山を作る「丘陵エリア」、中央の約3fを「多目的エリア」、東側の約2fは地元振興に使う「つむぎの里エリア」、南側の約1fを「エントランスエリア」として整備を進める。導入施設には、展望広場や健康広場、ドングリの森などを想定するが、地元住民の意見を取り入れながら詳細を詰める。
 工区を4段階ほどに分ける方針で、16年度には第1工区となる丘陵エリアの実施設計を、環境設計(大阪市中央区)に委託して行った。他のエリアについても、丘陵エリアの整備状況や用地取得の進捗状況に合わせて、順次実施設計を進めていく方針だ。
 事業認可区域での用地取得の進捗状況は約7割。17年度も引き続き用地取得を進める。
 事業認可期間は21年度まで。総事業費は64億1000万円。うち用地費に56億1000万円、工事費に8億円を見込む。