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日刊建設タイムズ社
2017/06/27

【千葉】最優秀提案に梓設計/県病院局/県総合救急医療センター基本設計

 県病院局は26日、公募型プロポーザルを実施していた「(仮称)千葉県総合救急災害医療センター建築工事基本設計業務」の選定結果を公表した。プロポーザルには2者が参加し、最優秀提案者に梓設計(東京都品川区東品川2―1―11)、次点者に内藤建築事務所を特定した。履行期限は2018年3月20日。委託費は県の当初予算で8000万円を措置している。(4面に関連記事)
 同業務は、昨年度で策定した県救急医療センター・精神科医療センターの一体的整備に係る基本計画を踏まえ、県救急医療センターと県精神科医療センターの一体的整備により、新病院として「(仮称)千葉県総合救急災害医療センター」を建設し、併せて県精神保健福祉センターを合築する基本設計を行う。
 基本設計の内容は、@(仮称)千葉県総合救急災害医療センター建築工事に係る基本設計等A外構(災害対策に伴う造成計画を含む)及び植栽計画等B既存県救急医療センター及び県精神科医療センター解体工事に係るアスベスト調査など。
 同施設の建設場所は現県精神科医療センターの隣接地で、千葉市美浜区豊砂6―1ほか地先。敷地の用途地域は準工業地域(建ぺい率60%、容積率200%)。敷地面積は約4万2000u。建物規模は延べ約2万1000u。建物用途は病院(高度救命救急センター、精神科救急医療センター、基幹災害拠点病院、精神保健福祉センター)。病床数は一般病床100床、精神科病床50床の合計150床。解体建物は延べ約2万200u。
 県救急医療センターは1979年、県精神科医療センターは85年に建設され、重症患者に対する救命救急処置や精神障害者に対する迅速で的確な精神科医療を提供しているが、施設の老朽化や狭隘化といった課題を抱えている。また県精神保健福祉センターは、地域住民の精神的健康の維持増進等を図るため、71年に開設され、施設は40年以上が経過している。このため、新病院を建設し、併せて県精神保健福祉センターを合築して整備する。k_times_comをフォローしましょう
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