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鹿児島建設新聞
2017/07/04

【鹿児島】鶴丸城御楼門建設 県外含む3者JV/参加表明は来月18日まで

鶴丸2鶴丸1 鶴丸城御楼門建設協議会(会長・三反園訓県知事)は6月29日、工事発注に関する実施要領を公告した。3者特定JVの技術提案方式による公募型で、代表者は県内業者に城郭や神社、仏閣の施工実績が少ないことから県外業者も認める。参加表明書の提出期限は7月18日まで。10月中の契約締結を目指す構えで、2020年3月の完成を目指す。
 建設予定地である県指定史跡「鶴丸城跡」の遺構(礎石・石垣外)保護などの文化財に対する理解や設計に基づく事業費の範囲内での確実な施工能力だけでなく、建設に必要な大径木の調達や伝統的工法による施工能力、観光・景観に配慮した工事計画を求める。そのため、発注方式は、技術提案方式の公募とする。
 特定JVの主な資格要件は、代表者の地域要件は九州内に営業所がある者で、総合評定値920点以上。過去15年以内に木造の城郭や神社、仏閣で延べ面積200u以上と構造を問わない建物で2000u以上の施工実績を求めている。
 建設場所は、鹿児島市城山町。基本・実施設計は、県建築士会(守真和弘会長)が担当。建物規模はW造2階建215・23u(二重2層)。高さは18・01m(鯱まで19・95m)、桁行19・69m、梁間7・87m。27本の大径木を必要とする。
 材料として支給する木材を除いた参考事業費の上限は7億3100万円。建設に必要な木材の一部(大径木のケヤキ13本外)は提供する。
 現場説明会は7月11日に開催。技術提案書の提出は7月26日から8月31日まで受け付ける。

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