トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2017/07/05

【京都】伏見桃山城CL第3駐車場活用 ミズノスポーツサービスに決定 屋内フットサル3面整備

 京都市は4日、旧伏見桃山城キャッスルランド第3駐車場の活用に係る契約予定事業者として、ミズノスポーツサービス梶i大阪市住之江区)を選定したことを明らかにした。
 同社の提案は、第3駐車場区域を活用し、インドアフットサルコート3面を整備する。年間360日稼働で、平日は10時から23時まで、土日祝日は8時から23時までとする予定。貸付期間は契約日から48年3月31日まで。貸付料は年額920万円。
 今後、7月下旬〜8月中をメドに基本協定書を締結し、事業化に向けた事前協議を行い、貸付契約を締結する。
 プロポには学校法人京都橘学園、サッカードットコム梶Aノアインドアステージ梶Aミズノスポーツサービス鰍フ計4社が提案した。
 ミズノスポーツサービスの評価点は2位(107・8点)だったが、評価点が一番高かった委員数は3人と最も多かった。
 評価点108・6点で最も高かった1位の事業者は、評価点が一番高かった委員数は2人だった。
 旧伏見桃山城キャッスルランド第3駐車場公募活用検討会議の評価をもとに、整備されるスポーツ施設の市民利用が基本的に制限のない方が望ましいことに加え、伏見桃山城天守閣の活用を含めた公園全体の将来を見据えて、用地活用の自由度が高いことが望ましいことから、両方をともに満たすミズノスポーツサービスの提案を採択した。
 近鉄不動産梶i大阪市天王寺区)が所有する第3駐車場を市が借り受け、第3駐車場又は第3駐車場と既存公園の一部を活用し、民間事業者のノウハウや資金を活用する手法で、市民が利用できるスポーツ施設を民間事業者が整備する計画。プロポの募集要項では、景観への配慮では整備区域内に植樹帯を設けることなど、地域経済への貢献では新たな雇用の創出に資するよう努めること、施設の整備・運営等で市内の事業者や地元産材を活用するよう努めることを求めた。また地域との連携で施設の利用者駐車場(大型バスの利用を含む)を必ず設置し、加えて、それを地域行事に開放することを求めた。
 第3駐車場は京都市伏見区桃山町大蔵38、39、53、53−1、56等。地目は雑種地。地積は1万0356・61u(実測面積)。公募対象区域は第3駐車場を含む約1万9600u。
 規制等は市街化調整区域で風致地区第1種地域、歴史的風土保存区域、屋外広告物第1種地域、建築基準法第22条区域。その他で埋蔵文化財包蔵地(伏見城跡)に該当。近鉄丹波橋駅及び京阪丹波橋駅から東へ約1q。