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日刊建設タイムズ社
2017/07/07

【千葉】市有地活用で実施方針/全体約4.6ha まず公共施設から/大網白里市 みどりが丘

 大網白里市は、みどりが丘市有地活用事業の実施方針を公表した。みどりが丘地区にある市有地約4・6haに、公共施設として(仮称)子育て交流センターや交流広場を整備するほか、公共施設との相乗効果が期待できる民間施設として産科医院、商業施設を整備する。今回の公募範囲は、公共施設の子育て交流センター及び交流広場。公共施設部分の事業手法は、事業者が施設の設計及び建設を行い、完成後に市に所有権を移し、事業期間が終了するまで引き続き維持管理及び運営を行うBTO方式とする。
 公募スケジュールは、実施方針に対する個別対話を経て今月下旬に募集要項及び要求水準書等を公表。9月下旬に公募を締め切り優先交渉権者を決定し、基本協定を締結。その後、11月上旬に事業契約を締結し、事業着手する。
 その際、今回の公募における優先交渉権者と産科医院等に関する個別交渉を行い、産科医院等を改めて公募する必要がある場合には、12月上旬に産科医院等の公募に関する実施方針を公表し、来年2月の基本協定及び事業契約締結に向けて選定作業を進める。
 応募者は、単独企業または複数の企業で構成されるグループとし、施設を保有する企業は事業敷地の借地及び事業全体をマネジメントできる資力と企画力を有すること。設計を担当する企業は、過去10年以内に提案内容と同等規模以上の公共施設の設計実績があること。建設を担当する企業は、建築一式工事で特定建設業の許可を受け、経審点数(建築)が900点以上、過去10年以内に提案内容と同等規模以上の公共施設の施工実績があること。維持管理業務を担当する企業は、過去10年以内に提案内容と同等規模以上の公共施設の維持管理業務実績があること。指定管理者として運営を担当する者は、地域における子育て支援などの実績を有していること等。
 事業予定地は、みどりが丘3−18−1の市有地で、敷地面積は4万6254u(うち今回対象面積は約9800u)、用途地域は準工業地域(容積率200%、建ぺい率60%)、第1種高度地区(20m)指定。市が土地を保有したまま造成、すべての建築物の建築及び外構を事業者自らが資金調達して行う。
 事業の対象となる施設は、公共施設として(仮称)子育て交流センター及び交流広場、民間施設として産科医院及び商業施設。公共施設は、BTO方式により施設完成後に市に所有権を移した上で、運営に関しては市が指定管理業務として包括的に委託することを想定している。
 (仮称)子育て交流センターの整備面積は1200u程度とし、学童保育、放課後子ども教室、地域子育て支援センター、児童館、共有スペース等を整備。併せて外構整備面積約4500u程度で、駐車場、駐輪場、植栽、舗装、サイン等を整備するとともに、雨水流出抑制施設を検討する。
 交流広場は3000u程度とし、子供たちや子育て家族、高齢者が運動したり、多世代が参加できるイベントを開催できるスペースとする。
 民間施設の産科医院、商業施設に関しては、事業用定期借地権(基本20年間)を設定し、事業者が設計・建設・工事監理、維持管理・運営を行う。産科医院は整備面積1100u程度を想定しているほか、商業施設はスーパーマーケットや産科医院の調剤需要に対応した薬局・ドラッグストア、各機能をつなぐ役割のカフェ・レストラン等の複合的な施設を想定している。
 子育て交流センター等の公共施設部分は18年12月下旬の竣工・引き渡し、産科医院は19年1月下旬の竣工を想定している。k_times_comをフォローしましょう
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