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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/07/10

【山梨】17年度の点検計画

 県内の道路管理者で組織する県道路メンテナンス会議の2017年度第1回会合が7日に開かれ、17年度の点検計画などが報告された。17年度の点検は、橋梁1591橋、トンネル67本、道路付属物など43施設。点検実施率は17年度末で橋梁やトンネルはほぼ計画どおりとなるが、道路付属物などは少し遅れる。
 橋梁などの道路構造物の点検は、18年度までに全ての施設の点検を実施する必要があり、国土交通省では、計画的な点検実施を呼び掛けた。
 道路施設の管理者ごとの点検実施予定などは別表のとおり。
 会議では、道路構造物の老朽化対策の課題として@確実な点検の実施A点検および補修予算の確保B職員の負担―を挙げた。
 そのため、研修会や講習会の開催による技術力の向上、地域一括発注などによる市町村職員の負担軽減と点検の質の向上、補助制度の活用による予算の確保、老朽化対策の重要性を知ってもらう広報に取り組んでいくことを確認した。
 橋梁やトンネルなどの道路施設は、5年に1回の点検を行うことになっており、県内の道路関係者が道路メンテナンス会議を設置して、点検を促進している。
 会議では会長の尾松智国土交通省甲府河川国道事務所長は「本年度と来年度で残る施設の点検を完了させなければなりません。情報を共有し、しっかりと取り組んでいきたい」とあいさつした。