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建設経済新聞社
2017/07/12

【京都】高規格道路の概略設計着手 網野IC〜府県境約19q

 京都府は、地域高規格道路「山陰近畿自動車道」の京都府と兵庫県の府県境から(仮称)網野インターチェンジまでの間の約19qについて、道路概略設計にとりかかる。地域の交通課題や地域振興計画への効果等に期するルートの選定を行う。
 山陰近畿自動車道(鳥取豊岡宮津自動車道)は、鳥取県東部、但馬、京都府北部の各地方生活圏を連絡する高規格道路。起点は鳥取県鳥取市、終点は京都府宮津市で、鳥取県内約26q、兵庫県内約49q、京都府内約43qの合計で概ね120q。京都府内は野田川大宮道路が28年10月30日に供用開始。現在はその先線の大宮峰山道路(約5・0q)が国の直轄権限代行で事業中。
 丹後土木事務所は10日、府県境から網野ICまでの区間について、ルート選定などを行うため関連業務を指名競争で通知。7月20日に開札し、担当業者を決める。設計工期は30年3月10日まで。
 業務内容は、路線選定では当該地域の自然、社会的(京丹後市のまちづくり計画、産業、観光等の構想・政策等)ならびに地域の交通課題(事故危険箇所、医療機関等)等の条件を考慮し、設計条件に適合した可能と思われる比較3案の路線を選定し、ルート図を作成。路線の平面線形、縦断線形は主要構造物(トンネル、橋梁、函渠、擁壁、土構造物等)、連絡等施設を考慮して計画し、監督職員等と協議の上、最適路線を選定する。
 主要構造物計画では、路線計画上、平面・縦断的コントロールとなる主要構造物(鉄道・道路との交差、渡河地点)について、現地踏査、分献資料等から形式の選定を行うとともに、路線選定で整理した諸条件によりインターチェンジ位置の概略設計図を作成する。
 計画地は京丹後市久美浜町〜網野町。