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西日本建設新聞社
2017/07/18

【熊本】熊本県は1万6824件、3518億円 九州財務局の平成28年災害復旧査定

 九州財務局と福岡財務支局は、九州7県の平成28年災害復旧事業費を公表した。地震の影響を受けた熊本県は3518億4900万円(1万6824件)と突出し、全体金額の89%を占めている。
 28年に発生した熊本地震、豪雨、台風などの自然災害で被災した河川、道路、農地、農業用施設などの災害復旧事業費の査定立会結果をまとめた。
 熊本県は27年の94億2000万円と比較し約37倍、九州北部豪雨があった24年の250億4500万円と比べても約14倍の金額となった。被災原因別は、熊本地震3325億3300万円(1万2274件)、梅雨前線豪雨190億6000万円(4500件)、台風16号3700万円(16件)、その他1億8200万円(34件)。
 熊本県内の施設別詳細は次のとおり。
【環境省補助施設】
 1607億8100万円(78件)、うち廃棄物処理事業1570億7800万円(36件)
【公共土木施設】
 1044億1100万円(5050件)、うち河川307億8700万円(1420件)・道路436億5500万円(3223件)
【農地・農業用施設】
 261億2800万円(5193件)、うち農地82億5700万円(2786件)・農業用施設178億7000万円(2407件)
【厚生労働省補助施設】
 309億900万円(661件)
【その他】
 296億1900万円(5842件)。

提供:西日本建設新聞社
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