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建設経済新聞社
2017/07/19

【京都】新・京都市美術館の付属棟 改修等に民活、30年度募集

 京都市は、左京区岡崎の再整備を進める新・京都市美術館について、付属棟の整備に民間活力を導入して改修し、レストラン等を整備する。
 再整備事業に含めなかった付属棟については、改修・運営を行う事業者を30年度中に募集することとし、再整備後できる限り早期にオープンする考え。付属棟(現事務所棟)は地下1階地上2階建の延768u。
 18日開催の市会文化環境委員会で示した新・京都市美術館の運営方針案によると、展覧会事業では優れたコレクションをいつでも楽しむことができる常設展の新設、現代アート(ファッション・マンガ等を含む)展の開催に新規で取り組む。
 新館での展覧会やギャラリースペースの活用等により新人・若手芸術家の育成・活動支援に新規で取り組む。
 賑わい創出事業ではアメニティ機能の向上を図るため、カフェ及びミュージアムショップ事業者を誘致する。市は30年度中にアメニティ施設(本館カフェ、ミュージアムショップ、付属棟)の民間受託者を決める。31年度春頃から順次プレ事業を展開し、31年10月に完成させ、31年度中のオープンを目指す。再整備工事は松村組(大阪市北区)が担当。
 新・京都市美術館はネーミングライツ(命名権)の売却により、名称は「京都市京セラ美術館」となる。期間は50年間。