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建通新聞社(東京)
2017/07/21

【東京】世田谷区 教育総合センター構想策定

 世田谷区は、若林小学校の校舎移転後の跡地に建設する「教育総合センター構想」をまとめた。区の教育推進拠点として「教育研究・教職員研修」など六つの機能を集約。防災倉庫などを整備するとともに、屋外広場のスペースを確保することで、災害時の防災拠点としても活用する。併せて、ほっとスクール城山(豪徳寺2ノ10ノ9)を移転・再整備した複合施設とする方針だ。2017〜18年度内に基本・実施設計の成果を得て、19年度に既存建物の解体から工事を始める見通し。21年度の開設を目指す。
 新たに整備する教育総合センターは、2階建てで延べ床面積約4500平方bの規模を想定。研究ゾーン・研修スペース(1275平方b)、乳幼児教育・教育相談(150平方b)、交流ゾーン(800平方b)、統合事務室(875平方b)、ほっとスクール(400平方b)、共用部(1000平方b)とゾーニングし、屋上には、ほっとスクール用の屋外広場なども設ける。
 施設には▽教育研究・教職員研修▽教育情報収集・提供▽教育相談・不登校対策▽幼児教育センター▽学校支援▽地域連携―の六つの機能を持たせる。また、「研究ゾーン」「交流ゾーン」「統合事務室」の三つにゾーニングし、各ゾーンに関連した機能ごとに施設を配置する。
 研究ゾーンは、教職員や保育士など教育関係者の研究や教材開発、ワークショップの場として活用。ICT環境などを整えて、先駆的な研究・実践・検証を可能にする。交流ゾーンでは教育関連情報に区民がアクセスし、教育に参加・参画する場として提供し、イベント・講座などにも使う。統合事務室では、専門・運営スタッフを統合し、学校、教職員、子ども・家庭をそれぞれ連携・支援する。
 設計は基本構想の策定業務を担当した相和技術研究所(品川区)が進めている。

提供:建通新聞社