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日刊建設工業新聞
2017/07/27

【鳥取】県土整備部 第1四半期の執行率35・9% 工事72億円、測試25億円発注

 県土整備部の2017年度第1四半期(4月−6月)末現在の予算執行率は35・9%となり、前年同期40・4%を4・5ポイント下回ったことが26日までに同部の調べでわかった。昨年は秋の大型補正をにらんで年度当初から発注を前倒ししたが、今年度の執行ペースは例年並み(15年度33・6%)に戻った。
 同部所管の公共事業費は「6月補正」後の段階で事務費、用地補償費を除いて269億円。前年同期とほぼ同額になった。内訳は工事費210億円(前年215億円)、測量設計費59億円(前年54億円)。
 このうち6月末までに工事費72億円(34・28%)、測量設計費25億円(42・37%)を加えて計100億円近くを執行した。
 5県土事務所と局の状況は、トンネルの義務負担額を反映した八頭が52・8%と突出し、そのほかの県土は30%台で並んだ。
 年度当初の執行方針で、同部は各管内で発注工種、クラスを勘案した発注に努めることを確認しており、県技術企画課は「今後、上半期末(9月末)に向けて引き続き執行状況を注視していく」と話している。
 執行を巡っては、各県土に判断を委ねる「自然体」で臨んでおり、例年のペースだと1四半期と同規模の執行額を積み上げ、上期末の数値は70%台に落ち着きそうだ。
 各県土、事務所の執行状況は次の通り。カッコ内は前年同期
▽鳥取県土整備事務所32・0%(47・7%)▽八頭県土整備事務所52・8%(32・1%)▽中部県土整備局31・6%(41・9%)▽米子県土整備局35・9%(38・4%)▽日野県土整備局35・6%(29・6%)▽鳥取港湾事務所48・2%(67・9%)▽鳥取空港管理事務所41・7%(71・3%)