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日本工業経済新聞社(山梨)
2017/07/27

【山梨】総合球技場、小瀬公園周辺に建設

 後藤斎知事は27日、総合球技場の建設場所を小瀬スポーツ公園周辺に決定したと表明した。想定候補地は、公園南東側の第3駐車場。もう一つの候補地であるリニア駅前と比較して立地や整備・運営、機能などから小瀬に決定した。

 建設場所の決定は、27日の県議会全員協議会と会見で後藤知事が表明した。
 会見で後藤知事は「多面的な比較検討の結果や地元の皆様のさまざまな思いを総合的に勘案し、小瀬スポーツ公園周辺に総合球技場を建設することが適当と判断した」と説明。
 建設地を決定した理由について後藤知事は、リニア駅前に建設した場合、球技場と駐車場が観光交流・産業振興エリアの6割以上を占め、本県の新たな玄関口にふさわしいプランニングの自由度が狭められることや、リニア駅前の方が小瀬よりも用地費が掛かること、小瀬スポーツ公園周辺の自治会連合会などから総合球技場の建設を強く要望されていることなどを挙げた。
 今後は、総合球技場の規模や事業化手法、整備スケジュールなどの整備基本構想を速やかに策定。引き続き、有識者などの意見を踏まえる中で、本県にふさわしい施設のあり方を検討し、整備基本計画を策定する。基本計画では、施設の具体的な配置や建築面積、延床面積、付帯施設、事業化手法の詳細検討、全体事業費の概算と運営収支の算定などを定める。その後、設計などを行う。
 さらに後藤知事は、「小瀬スポーツ公園全体のさらなる有効活用の方策も併せて検討を行い、本県のスポーツの聖地として、さらなる高みを目指してまいりたい」とも述べ、既存の小瀬スポーツ公園と共立して整備を進めていく考えを示した。
 建設場所について県では、候補地をリニア駅前と小瀬スポーツ公園周辺に2カ所に絞り込み、検討経緯や交通への影響、スタジアムの有する機能などにを検討。立地や整備・運営、機能などからも総合的に判断し、小瀬にすることにした。