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建設新聞社
2017/07/31

【東北・宮城】佐藤総合計画に委託/東北学院五橋キャンパス整備の基本設計

 学校法人・東北学院(仙台市青葉区土樋1の3の1 松本宣郎理事長)は、仙台市若林区清水小路にある旧仙台市立病院跡地に五橋キャンパスの整備を計画しており、佐藤総合計画に基本設計を委託した。
 今後のスケジュールは、2018年2月までに基本設計を完了し、12月から旧仙台市立病院の解体に着手、19年2月までに実施設計を完了、同年11月までに解体工事を終え、20年4月から施設建設に着手、22年3月の竣工、23年4月の供用開始を目指すとしている。
 基本設計の作成中に内部で実施設計の委託方法、解体業者や施工業者の選定方法を決める方針で、実施設計、解体、施工を一括発注する可能性も選択肢の一つとして検討する。
 五橋キャンパスは、「学都仙台の連携・交流シンボル『五橋アーバンキャンパス』」をテーマに若者が切磋琢磨し、地域の人々が新たな知を求めて集い、未来を担う中高生も親しみをもつ「学都仙台」の連携と交流のシンボルとなる都市型キャンパスを整備するもの。
 計画によると、仙台市若林区清水小路ほか地内に設けられた旧仙台市立病院跡地の敷地約1万7500平方bを対象に学校施設を建設する。主な施設はホール棟、講義棟、高層棟および研究棟で、合計延べ床面積は約5万9500平方b。建築物の高さは最大80bを予定している。
 各施設の概要は、ホール棟が市民交流機能の拠点として整備する約980席の多目的ホール。講義棟が400席の大講義室から30席のゼミ室まで多様な大きさの講義室で構成。高層棟が事務室、図書館、レストランなどで構成されるランドマーク。研究棟が工学系の研究室・実験室で構成。そのほかにカフェ棟としてキャンパス内の広場にテラス席などを設けたカフェを配置する。また、駐車場は約110台分確保するほか駐輪場(二輪車・原付)約300台分、自転車駐輪場約800台分を確保する。
 旧仙台市立病院の解体に際しては、仙台市条例により環境アセスメントが必要なことから、8月18日まで環境影響評価方法書等の縦覧を行っている。環境影響評価の作成は復建技術コンサルタントが担当した。
 同法人は、学校法人東北学院中長期計画を策定、第一期中期計画(16〜20年度)における施策の柱として「東北学院大学キャンパス整備計画」を進めており、土樋・五橋地区に都市型キャンパスの展開を目指している。

 提供:建設新聞社