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日刊建設工業新聞
2017/07/31

【鳥取】自動車専用道の復旧完成 中部の復興に大きな励み 国道313号

 鳥取県中部地震で大きな被害を受けた国道313号自動車専用道路の災害復旧工事が完成した。交通を規制しながら9社が14カ所の復旧工事を進めていたもので、7月28日の午後3時から倉吉IC〜国道9号までの区間の規制を解除した。
 県中部総合事務所と国道313号災害復旧工事安全協議会(森田健司会長・馬野建設)が主催した完成式典には、県、倉吉警察署、県中部建設業協会の井中紳二副会長、県測量設計業協会中部支部の田栗信昭支部長、県警備業協会の代表ら50人が出席。県中部総合事務所の広田一恭所長は「大変な工事だったが、自動車専用道路の復旧完成はとても元気が出る話題。夏休みに入ったし、多くのイベントが中部地区で計画されており、地震からの復興に大きな励みになる工事に携わった多くのみなさんに感謝」とあいさつ。
 また、中部県土局の竹森達夫局長は「厳しい環境下での工事だったが、安全や工程管理に努力していただいた。倉吉警察署、建設業協会、測量設計業協会、警備業協会など色々な分野の人たちが一つになった結果、半月早い供用開始が実現した。自動車道の工事は、復興の大きなシンボル」と工事計画を交えながら感謝の気持ちを伝えた。一方、安全協議会の森田会長は「多くの方々と連携を密にして無事完成できた。この現場は完成したが、まだ多くの復旧工事が残っている。中部地区が一日も早く復興するよう、貢献する」と、気持ちを引き締めた。
 このあと、くす玉を開披し、交通規制を解除した。