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建設新聞社
2017/08/03

【東北・岩手】電通東日本・TSP太陽JVを選定/釜石市鵜住居スタジアムの仮設施設基本設計

 岩手県釜石市は、「釜石鵜住居運動公園・釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)仮設施設等整備基本設計業務委託」の公募型プロポーザルを行った結果、電通東日本・TSP太陽JVを最優秀者に選定した。近く契約を結ぶ。
 釜石市では、国際大会にふさわしい施設を目指すとともに、東日本大震災からの復興のシンボルとしてスタジアムの整備を計画。旧鵜住居小学校・釜石東中学校跡地に当たる同市鵜住居町第18、19地割地内約9万平方bに建設することとした。
 施設概要は、観客席(常設)約6000席、スタジアム管理棟(S造平屋建て、延べ約580平方b)、大屋根部分が膜構造となったやぐら棟(S造3層、1093平方b)など。現在は大成建設・新光建設JVの施工で整備が進められている。
 同業務は、2019年に開催されるラグビーワールドカップに向けて、仮設観客席などを設置するための設計を行うもの。
 設計対象は、▽仮設設観客席約1万席(メーンスタンド3000席、サイドスタンド4000席、バックスタンド3000席)▽大型映像装置2台▽夜間照明装置4台以上▽プレハブ・テント・仮設トイレなどの仮設建築物▽情報通信用設備▽バックアップ電源―など。
 業務内容は、▽仮設施設等の配置計画▽仮設施設等の設計▽施設の整備に必要な各種調査▽概算工事費または賃貸料の算出および適切な発注方法の検討―などとなっている。
 委託期間は11月30日までを予定。予算上限額は1000万円(税込み)。

 提供:建設新聞社