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建通新聞社(静岡)
2017/08/09

【静岡】静岡県静岡市 新日本坂TN補修を9月標準型Uで

 静岡市は、国道150号新日本坂トンネル下り線の補修を総合評価方式・標準型U型で、9月以降早期に公告する。
 1977年竣工で、当時の標準的な掘削工法である矢板工法・コンクリート充填(じゅうてん)で施工。このため、アーチの天頂部分に空洞箇所が散在している。2016年度に、覆工コンクリート背面調査・解析、付属物・漏水箇所の調査を行い、コアボーリングや孔内視察撮影、シュミットハンマー調査などで強度の確認をした上、裏込め注入を中心とした補修を行うこととし、設計まで完了している。また、一部、クラックへの充填、漏水対策、コンクリート劣化箇所の補修なども計画している。
 規模は、延長2205b、道路幅員7b、高さ6・6b、コンクリート厚は70a。裏込め注入量は約850立方b、注入剤については現在、費用など比較検討している。
 現在、警察との協議中で確定していないが、裏込め注入は全面通行止め、その他補修は車線規制での対応を予定している。いずれも夜間工事となる。工期は8カ月間程度を見込んでいる。
 国道150号は静岡市の政令市移行を受け移管され、市の管理区間が延長1442b、焼津市側は静岡県島田土木事務所が所管する。発注・施工業務は市が行い、県が費用負担する。
 場所は駿河区石部〜焼津市野秋。
 15年度に日本工営(東京都千代田区)で点検を行った結果、国の規定する「早期に措置を講ずべき状態(判定区分V)」と判断され、16年度にパシフィックコンサルタンツ(東京都多摩市)の担当で調査・補修設計を実施した。

提供:建通新聞社
(2017/8/9)

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