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鹿児島建設新聞
2017/08/19

【鹿児島】県道路公社、山田ICフル化へ/建物等調査を実施

 三田園訓県知事は、知事就任1年に当たり、マニフェスト等の進捗・取組状況をまとめた。指宿スカイラインについては、山田ICのフルインター化へ県道路公社が設計関係をはじめ、建物等調査を実施。用地確保を進め、工事に着手したい考えだ。
 マニフェストでは、無料化に向けた取り組みとして、線形改良や法面対策など整備内容の見直しによる事業費の縮減や利用促進による収入の増加策などを検討。フルインター化や山田料金所へのETC設置のほか、老朽化した法面対策などに着手した。
 山田ICは、鹿児島IC方面への乗り降りしかできないハーフ状態を谷山方面にも利用できるようにフルインター化する。進入路には、橋梁3基や大型BОXカルバート2基の構造物を予定。
 トールゲートでは、上下線にETCと現金収受機を各1ゲートの計2基ずつ整備。工期は約5年間、総事業費は約36億円を見込む。
 山田料金所で進むETC設置工事は、上下1レーンの計2レーンが12月から暫定供用。また、18年3月には上下2レーンの計4レーンが完成する見通しで、ETC割引制度を導入する。
 また、三反園知事は、谷山IC〜頴娃IC間のU期区間(29.2km)についても、利用促進策として料金の値下げを検討している。

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