トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2017/08/17

【岐阜】高山市の新火葬場候補地選定 公募が望ましい

 高山市新火葬場建設検討委員会(片山幸士委員長)は、第8回の会合で、建設候補地の選定方法について協議した。会の提案として「公募」が望ましいという意見でまとまった。8月18日に開く9回目の会合で、具体的な公募要件などについて検討する。
 委員会では、2016年度末までに7回の会合を開き、新たな施設の基本構想案をまとめ市に答申した。
 これを受け市は、市民の意見を聞き、議会に上程した上でこのほど基本構想を決定した。新たな火葬場の延べ床面積と敷地面積を「火葬部門」「待合部門」「多目的部門」「外構部門」に分けて試算し、施設の延べ床面積の合計は約3700平方b、全体の敷地面積を1万1800平方bとしている。これを基に、8回目の委員会から建設候補地の選定方法などの検討に入った。
 次回の会合では、「公募」を前提とし、市に答申するための具体的な公募要件を詰める。この内容を市に答申する方針だ。
 その後、公募などで順調に建設候補地が決まった場合は、初年度に環境影響評価や測量などの調査を行い、2年目に基本・詳細設計、3年目から造成や本体工事に着手する流れとなる。
 市は同計画を11年度から進め、11カ所の建設候補地の中から14年3月に「アルプス展望公園スカイパーク」西側(上岡本町7丁目地内)を最終候補地として絞り込み検証を行った。しかし、想定していた敷地面積(5000平方b)が確保できないことや進入路などの整備内容が要件に適さなかったことなどから取り下げた経緯がある。

提供:建通新聞社(2017/08/17)