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建通新聞社(神奈川)
2017/08/23

【神奈川】平塚市 総合評価の運用ガイドライン改定

 平塚市は21日、7月に改定した総合評価方式に関する運用ガイドライン(工事編)の説明会を開いた。今回の主な改定内容は、技術評価値重視と価格競争を抑制するための評価値配分の変更をはじめ、加点機会の増加を目指した同種工事の施工実績の対象期間拡大や、平塚市イクボス宣言企業の認定など評価項目の新設など。価格、品質が総合的に優れた内容への発注を目指す。
 評価値配分では、加算型の場合に技術などの評価値の項目を増加し、配点を引き上げた。これにより、全ての評価項目を対象とした場合、価格評価点を15点下げる。一方、除算型については足切り基準を設け、入札価格が調査基準価格を下回った場合は、総合評価値の算定における「入札価格」を「調査基準価格」とすることで、価格競争の要因を減らす。
 同種工事の施工実績は、企業の技術的能力・配置予定技術者共に、過去の対象期間を10年間から15年間に拡大し、加点機会を増やした。
 優良建設工事表彰などの実績については、技術者表彰の受賞への評価を新設した他、工種区分を撤廃し、多種工事にわたる受賞実績を持つ企業の加点機会を増やす。
 工事成績評定点の平均点では、対象を土木系(土木、ほ装、造園)と建築系(建築、管、機械)の各系統内全てにした。
 また、企業の社会性の評価については、イクボス宣言企業認定や建設機械の保有状況の新設をはじめ、エコカーの所有とリースを同じ配点に変更、災害時における協定の対象を分かりやすくした。
 この他、過去3年間の入札参加停止処分に対する減点の新設など、広範囲で改定を行った。
 提供:建通新聞社