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建通新聞社(東京)
2017/08/25

【東京】品川区 立坑工事を10月に発注

 品川区は、戸越・西品川地区周辺の浸水被害を軽減するため「第二戸越幹線」の整備に着手する。内径3・5bの管路をシールド工法で整備する事業で、9月11日から地元説明会を開く。1期工事として計画するのは「上流部」の施工延長約1700b。第4回定例会の承認案件として発進立坑の土木工事を10月ごろ発注する予定だ。
 第二戸越幹線は、東京都が2013年12月に策定した「豪雨対策下水道緊急プラン」で、50_拡充対策地区に位置付けられた戸越・西品川地区の浸水被害を軽減するため、既設の戸越幹線の機能を補完する新たな下水道幹線として計画したもの。都下水道局からの受託事業として品川区が担当、現在の戸越幹線の直下に新設する。
 管路のルートは、中原街道と戸越銀座通りの交差点付近から戸越銀座通り、三ツ木通りを経て目黒川までの延長約2700b。
 このうち1期工事に当たる上流部は、西品川公園(西品川1丁目)の敷地にシールドマシンの発進立坑(内径10b、深さ40b)を整備し、中原街道方向に掘進する。施工延長は約1700bで、管路内径は3・5b。実施設計は日本水工設計(中央区)が担当した。
 18年度以降にシールド工事を別途発注し、23年3月をめどに工事を完了させる予定だ。
 一方、2期工事に当たる「下流部」の残り1000bについては、1期工事の期間中に発注時期などを詰める。現時点では、子供の森公園(北品川3丁目)付近に立坑(内径10b、深さ40b)を構築し、1期と同じ内径3・5bの管路をシールド工法で整備する。西品川公園の第1期立坑を到達立坑とする計画だ。
 全体の事業完了は24年度の予定だ。

提供:建通新聞社