トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

鹿児島建設新聞
2017/09/01

【鹿児島】薩摩川内市長浜地区下水道整備計画/今年度から事業着手

 薩摩川内市は、2017年度から甑島の下甑町長浜地区に下水道計画を盛り込んだ。社会資本整備総合計画を策定し、国からの交付金を活用して整備を進める方針。初年度は、浄化センターや汚水管路施設の基本設計を委託する見通しで、18年度ごろから工事に着手する。
 甑島における生活排水処理施設は、公共下水道1地区、農業集落排水1地区、漁業集落排水3地区などで行われている。長浜地区は、地形や宅地の形状から、合併処理浄化槽を設置できない場所も多く、地区の大半において、し尿はくみ取り、それ以外の生活排水は排水路、または河川に流している。
 特に、し尿に関しては、道路事情の悪さから、くみ取り車が進入できない住宅等もあるなど不衛生な状況。同市では、集落内の環境整備や長浜湾の水質向上を目的に、15年度から本格的な検討に入り、基本構想や全体計画を策定した。
 事業概要によると、長浜処理区の面積は8ha、幹線の長さが0.7km、長浜浄化センターの処理能力は300m3/日(1系列)を見込む。
 同市の下水道整備は、長浜地区のほか、宮里浄化センターの増設や川内処理区の管路整備、中甑中野浄化センターの長寿命化対策等を進めている。

鹿児島建設新聞space鹿児島建設新聞FACEBOOK