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建通新聞社(東京)
2017/08/30

【東京】都 桐ケ丘高校老朽化対策で基本計画作成

 東京都教育庁は「都立桐ケ丘高等学校(29)改築等に係る基本計画作成業務」の委託に伴う希望制指名競争入札手続きを開始した。校舎や体育館など延べ床面積約1万3000平方bの建物面積を確保することを前提に、敷地の現状や関係する法令などを確認し、改築も視野に入れつつ最適な整備手法を探っていく。9月19日の開札を経て業務を委託し、年度内に取りまとめる。
 桐ケ丘高校(北区赤羽北3ノ5ノ22、敷地面積2万6939平方b)には、▽北校舎棟(鉄筋コンクリート造4階建て延べ6027平方b、1963年完成)▽南校舎棟(同造4階建て延べ3535平方b、72年完成)▽体育館・武道場(同造3階建て延べ2340平方b、73年完成)▽プール棟(同造2階建て延べ769平方b、2000年完成)―などの建物がある。プール棟を除いて老朽化しているため、施設の劣化状況をなどを踏まえながら、部分改修か全面改修、改築のいずれの事業が最も適した施設維持更新手法となるか検討する。
 単位制総合学科高校として、計画定員は1〜4年の各6学級計720人。基本計画策定に当たって設定する施設規模は、普通教室が9857平方b、単位制高校普通教室が1220平方b、体育関連諸室が2582平方bで延べ床面積は1万3659平方b。
 普通教室には▽普通教室(16教室相当)▽校長室兼応接室▽職員室▽会議室▽保健室▽講義室▽物理室▽化学室▽被服教室▽調理室▽音楽室▽美術室▽図書室―などを、単位制高校普通教室に▽ガイダンス室▽職員室▽自習室▽厨房(ちゅうぼう)▽食堂―など、体育関連諸室に▽体育館▽柔道場▽剣道場▽弓道場▽トレーニング室―などを配置する計画。
 今回委託する業務を通じ、敷地の現況や適用される法令などの規制を整理し、必要な施設規模を確保しながら既存施設を部分的に改修するケース、躯体を残して全面的に改修するケース、改築するケースについてそれぞれ建築計画案を作成。工程計画も検討し概算工事費を算出する。各案を比較検討し課題を整理した上で、最適な整備手法を固めていく。納期は2018年1月31日。

提供:建通新聞社