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北陸工業新聞社
2017/08/30

【石川】建築など近く公告へ/金沢競馬場スタンド棟耐震/県競馬総務課

 石川県競馬事業局競馬総務課は、金沢市八田町地内「金沢競馬場スタンド棟耐震補強工事」について、▽建築▽電気設備▽給排水衛生設備▽空調設備―の4工種に分け、近く一般競争入札で公告する方針だ。
 金沢競馬場の既存スタンド棟は巨大な片流れの大屋根で、かつ高架水槽も設置され、上層階部分が重い特殊な構造。耐震補強に際し、大屋根先端部(約125トン)を撤去するほか、高架水槽(約25トン)も地上に移して上層階の軽量化を図る。
 建物内部においては、耐震壁やブレースを設置するほか、電気、給排水衛生、空調の各設備改修も施す。
 各工事の実施にあたっては、金沢競馬(本場開催/他場発売)を開催しながら進めていく。工期に540日間を見込む。
 なお、今年度当初予算には現計で2億9358万9000円と、ほかに債務負担行為で7億6641万1000円を設定している。
 実施設計業務は建築がT・O・N・E(金沢市)、設備が五洋設備事務所(同)。
 なお、金沢競馬場スタンド棟は1973(昭和48)年に建設された。施設規模はRC造3階建て延べ1万4561平方メートルで、収容数は1万5000人となっている。

hokuriku