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建通新聞社(中部)
2017/08/31

【岐阜】県の旧人材育成センター解体 土壌改良で設計変更

 岐阜県商工労働部は、施工場所から土壌汚染が見つかった「旧人材育成センター施設解体工事」を早ければ年内に一般競争で公告するため、土壌改良工事を追加する実施設計の変更業務をシーテック21(岐阜市)に委託した。10月末までにまとめる。解体除却後の敷地には「障害者総合就労支援センター」(仮称)を建設する。
 解体する施設の規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ1980平方b。この解体設計についてもシーテック21が担当しており、すでに完了している。解体後の敷地面積は約3660平方b。今回委託した業務は、同施設のある敷地に鉛が検出されたため、土壌改良が必要となり追加で設計することになった。

18年度以降に建設 障害者就労支援センター

 一方、解体後に新たに同所に建設するのは「障害者総合就労支援センター」で、早ければ2018年度当初の予算化を目指す。
 施設の概要は鉄筋コンクリート造3階建て延べ2997平方b。1階は就労支援センターや障害者就業・生活支援センターなどの管理部門。2階は基礎実務科教室や職域開発科教室など5教室のほか実習室3室などの訓練部門。3階は居室10室や舎監室、寮母室、食堂、浴室などの宿舎部門となる。
 構造・設備整備計画では、障害者にも知らせることのできる警報装置の設置や避難通路の確保。自然エネルギーの活用など高耐久、省エネを目指した優しい施設とする。また、備蓄倉庫や自家発電機設備、雨水貯水槽、飲料水用貯水槽の設置、太陽光発電設備の導入を検討する。
 設計は金華建築事務所(岐阜市)が担当した。
 建設地は、岐阜市学園町2ノ33。

提供:建通新聞社(2017/08/31)