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北陸工業新聞社
2017/09/06

【富山】最優秀賞に金工大の三島さん/第6回北信越新人合同設計展TAMAGO展/総合資格学院が特別協賛

 第6回北信越地方新人合同設計展「TAMAGO展」がこのほど、高岡市の富山大学高岡キャンパスで、2日間に渡り開催された。主催は同展実行委員会の富山大学建築サークルACT(村井千乃実行委員長)。特別協賛が総合資格学院。
 TAMAGO展は、イベントなどが多く、大学同士の距離が近い大都市と比べ、関係が希薄である北信越地方の大学を対象とした合同設計展を企画することで、学生間のコミュニケーションを育むとともに、設計スキルの向上を図る目的で開いているもの。
 今回の応募・展示は、富山大24作品、金沢工大13作品、信州大10作品、福井大3作品、新潟工科大2作品、新潟大1作品の計53作品。学生自らが参加料を支払い、パネルと模型の課題作品を提出した。審査の結果、最優秀賞には、三島みらのさん(金沢工大3年)が選ばれた。
 初日の1日は開会式に続き、1次審査として会場全体にパネルを設置し、審査員の質問に答える形の公開審査。2日目の2日には、1次を通過した各学年上位5案、計15点の2次審査を実施し、パワーポイントによるプレゼンテーションとゲスト審査員の質疑応答が行われた。期間中はゲスト審査員の西沢大良氏、水野行偉氏、冨永美穂氏のレクチャーもあり、学生は設計に際してのポイントなどを学んだ。
 表彰式では受賞者が発表され、それぞれに表彰状と記念品が手渡された。あいさつに立った総合資格学院富山校の野村昌弘学校長は、「回を重ねるごとに出展数が増え、作品のレベルも上っており、うれしく思っている。北信越地方で建築を学んでいる学生は、都市部に比べ、日ごろの成果を発表する機会が少なく、学生同士のつながりも弱いように感じる。今回の設計展を通じ、ゲスト審査員や学生たちから色々な意見を聞くことで、各々がレベルアップし、より建築を好きになってほしい」と述べた。
 最後に村井実行委員長が、「ディスカッションや懇親会を通して、交流を深めることができた。2日間の関係が今後も続いていけばと考えている。ゲスト審査員、総合資格学院、運営スタッフのみなさんのご協力に、心から感謝したい」と締めくくった。
 以下、最優秀賞以外の受賞者(敬称略)。
【優秀賞】水木直人(信州大3年)、清部久瑠実(富山大2年)
【審査員賞】西沢大良賞=高橋向生(金沢工大3年)、水野行偉賞=榮歩生(富山大1年)、冨永美穂賞=秋山由季(信州大3年)
【総合資格賞】高橋智章(富山大3年)

hokuriku