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建通新聞社
2017/09/07

【大阪】宇治木津線城陽〜木津川ルート帯3案示す

事業化に向け着々―。9月6日に社会資本整備審議会道路分科会の近畿地方小委員会(委員長=山下淳・関西学院大学法学部教授)が行われ、木津川右岸に計画する宇治木津線城陽〜木津川について、ルート帯案3案が示された。
 同線は、京都府城陽市、井手町、木津川市に跨る木津川右岸地域に整備する計画。現在、国土交通省近畿地方整備局において計画段階評価が進められている。
 今回示されたルート帯案は、山側を通す山裾ルート延長約11`、市街地の近くを通す市街地ルート延長約12`、対面2車線の現道(国道24号)を4車線に拡幅する現道拡幅ルート(〃)の3案。このうち山裾ルートと市街地ルートについては、起終点を市道東部丘陵線と都市計画道路東中央線に想定。両ルートとも国道24号のバイパス道路となる。
 コストは、現道拡幅ルートが約420億円で最大。以下、市街地ルートで約330億円、山裾ルートで約230億円を概算する。
 ルート案はおおむね500b帯で示されており、今後、地域住民や企業、道路利用者などから意見を聞き、事業化に向けた対応方針として最適なルートを絞り込む。
 現道は生活道路としての利用も多く、3月に行われた地域住民に対するアンケート調査では渋滞の緩和や交通事故の低減に向け、新たな道路整備を求める意見が多数あった。