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日刊建設工業新聞
2017/09/11

【鳥取】鳥取空港に補正4880万円 /利用者の増加対応/駐車場拡張検討や屋根設置

 鳥取市湖山町西の鳥取砂丘コナン空港で、県土整備部は駐車場の拡張検討など周辺施設整備事業4880万円を「9月補正」に盛り込んだ。来夏にグランドオープンするターミナルビル一体化をにらみ、一層の増加が見込まれる来場者の利便性を向上させる。
 同部空港港湾課によると、16年度に航空機の利用者数は過去最高を更新しており、来年には空港アクセスの鳥取空港賀露線が供用するのをはじめ、一体化ビルのオープンなど「空の駅化」が完成する。
 これに対し駐車場は、15年度に150台分を増やして計677台分を確保したものの、慢性的に不足。16年度は600台を超える駐車日数が34日もあり、満車時には職員の駐車場を臨時開放するなど苦慮している。
 このため、同部は「利用者の状況を見極めながら、段階的な整備に備えたい」(空港港湾課)と説明。駐車場の再拡張に向け周辺5カ所の用地を選定しており、今後検討を加える。測量設計費780万円。
 また、ビル一体化のオープンに合わせ、空港ターミナルビル西側には駐車場から連なる歩道部に屋根を設置する。工事費は4100万円。旅客やイベントに訪れる来場者の利便性を高める。9月県議会後、今冬までに着工する。