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建通新聞社四国
2017/09/12

【香川】県道円座香南線香南工区 18年度の事業化へ

 香川県が進める県道円座香南線(地域高規格道路)道路改築で、現在「調査区間」として指定を受けている香南工区整備が2018年度からの事業化に向けて動き出した。9月8日から都市計画手続きに入り、今後、県都市計画公聴会等を経て、都市計画原案をまとめ、17年度内の都計決定を目指す。同手続きは都市計画道路名で「郷東香南線」の路線の延伸と一部区間の構造の変更で縦覧中。
 香南工区は、本年度に暫定供用する「中間工区」終点部の県道岡本香川線から県道高松空港線までを結ぶ延長約6`。途中、県道千疋高松線、三木綾川線、市道尾池丸田線、吉光高根線を、現道拡幅と線形改良を中心に整備する。既存の千疋高松線整備では拡幅改良に加え、一部バイパスを新設。これに接続する形で、高架区間として擁壁アプローチ(延長310b)を市道香川綾南線に向けて整備。県道三木綾川線の尾池原交差点をオーバーパスする高架橋区間(延長340b)、道の駅「香南楽湯」横の市道尾池丸田線までの擁壁アプローチ部(130b)を整備する。
 幅員構成は全幅25b。起点の高松市岡本町境〜県道三木綾川線までは4車線道路。本線4車(3・25b×2車線×2)の平面構造の他、本線2車平面構造+副道、本線2車嵩上げ構造+副道。県道三木綾川線の立体交差区間は全幅25bで、高架部8b(車道3・25b×2、路肩0・75b×2)と両側に副道。三木綾川線から終点の県道高松空港線までは全幅16・5b、本線2車線の平面構造(3・25b他×2)。
 県道円座香南線は高松自動車道の高松西インターチェンジと高松空港へのアクセス時間の短縮と利便性を向上させる重要な道路。県道三木国分寺線と岡本香川線をつなぐ中間工区約3`は部分立体高架区間として年度内に暫定供用する。これに続く香南工区の事業化で一層の整備効果の発現が期待される。

提供:建通新聞社