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日刊建設タイムズ社
2017/09/15

【千葉】JSに89億円で工事委託/9月県議会が開会/江戸川第一終処の汚泥焼却炉/補正予算など13議案上程

 9月定例県議会が14日開会し、一般会計89億7850万円を増額する補正予算や契約締結、契約変更、指定管理者の指定など13議案が上程された。契約締結では、江戸川第一終末処理場施設建設工事を日本下水道事業団(東京都文京区湯島2―31―27、辻原俊博理事長)に89億2458万2000円で委託するため、議会の承認を求める。工事は汚泥焼却炉工事。焼却炉の能力は日量100tの予定。委託の工期は2017年度から20年度までの4か年。
 江戸川第一終末処理場は、20年度の1期区域供用開始に向けて工事を進めている。現在は主ポンプ電気設備工事、主ポンプ機械設備工事、除塵機機械設備工事、汚泥処理施設土木工事、最終沈殿池機械設備工事、最初沈殿池機械設備工事などを実施。本年度は主ポンプ棟土木工事、中央監視制御設備などの着工を予定。処理水量は全体で日量約20万立方メートルを見込み、このうち1期では約2万立方メートルを予定。
 また補正予算では、総合スポーツセンター野球場耐震・大規模改修事業に限度額24億7400万円(17〜19年度)の債務負担行為を設定。20年度の供用開始を目標に工事を進める。実施設計を本年12月15日までの工期で進めており、設計完了後に工事を発注する。設計は榎本建築設計事務所が担当。
 補正予算ではこのほか、公営住宅建設事業で国府台県営住宅について、文化財調査や地元調整から事業に遅れが生じたため、年度事業費約7800万円を減額し、債務負担行為に組み入れた。それにより、年度当初に設定した債務負担行為13億5800万円は14億3600万円に増額変更となる。
 工事は建築、衛生設備、電気設備の3件で、第3四半期に一般競争入札を公告し、来年2月県議会での契約承認を目指す。建物規模はRC造中層5階建て延べ約4712uで、戸数は78戸。実施設計は千都建築設計事務所が担当。
 一方、指定管理者の指定案件は、県袖ケ浦福祉センター更生園と養育園の指定管理者を社会福祉法人千葉県社会福祉事業団(袖ケ浦市蔵波字鎌倉街道3108番地1、相馬伸男理事長)とするため、議会の承認を求める。補正予算では、更生園管理運営事業に25億3200万円、養育園管理運営事業に9億3900万円の債務負担行為をそれぞれ設定した。
 債務負担行為ではほかに、街頭防犯カメラシステム整備事業に1億7700万円、通信指令システム更新事業に28億3100万円を設定。
 このほか契約の変更案件として、昨年12月議会で承認を得た「南九十九里海岸津波対策事業の施行に関する工事等委託」の契約を変更する。契約の相手方は県道路公社(千葉市中央区中央2―5―1、金谷隆司理事長)。構造変更に伴い、委託金額を当初の13億9000万円から9億1000万円に減額する。k_times_comをフォローしましょう
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