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建設経済新聞社
2017/09/19

【京都】新庁舎基本設計(中間案) 本館は3階建、延4626u

 宇治田原町はこのほど、新庁舎建設基本設計(中間案)を公表した。
 住民説明会で土地利用・配置計画に加えて庁舎の執務スペースや保健センター・地域子育て支援センターなど住民協働スペースの施設配置について基本設計案を提示した。
 土地利用計画案によると、庁舎部分と都市公園部分の配置はアクセスなどの利便性、土地の高低差及び工期を理由に町道南北線側に庁舎を、町道通峰線側に都市公園を配置する。配置計画については、宇治田原山手線(南向き)を正面イメージとし、本館(庁舎)と別館(保健センター・地域子育て支援センター)を一体にした配置とした。
 庁舎の規模は3階建、延4626u。執務スペースについては「生産性向上と将来のレイアウト変更にも対応可能」を基本方針とし、1階は町民サービスフロアとして住民サービス窓口を集約。情報コーナーの他、多目的室など町民協働スペースを確保した。2階は教育委員会と都市インフラ関係の窓口を集約し、町長室、災害対策室等を配置。3階は議場、議会関係諸室、会議室を集約した。
 保健センター・地域子育て支援センターは平屋建、626u。庁舎棟と屋根でつながる外部空間(テラス)を設け、相互利用できる動線を確保するなど複合化によるメリットを最大限に生かす空間づくりとしている。設計は内藤建築事務所(京都市左京区)が担当。
 同町は、29年10月中に基本設計を終え、実施設計を進めたい考え。30年度から用地取得及び発注手続きを進め、10月頃から建設工事に着手し、32年度の供用開始を目指す。
 新庁舎の概算工事費は、建設費が20億円。設計監理費や備品費や移転費及び既存庁舎の解体撤去費3億円を合わせて23億円と試算している。