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　石川県観光戦略推進部観光企画課は、いしかわ動物園（能美市徳山町地内）の魅力アップに向けて、新たなトラ用展示施設の建設に乗り出す。今年度９月補正予算案に同施設整備費として３億円（うち、１８年度債務負担行為２億１０００万円）が盛り込まれた。
　動物園内のネコたちの谷では、ネコ科のライオン、トラ、ヒョウ、ユキヒョウを飼育展示。加えて、白い毛並みが美しく、世界的にも希少なホワイトタイガーを導入し、７月から公開を始めた。
　計画によると、トラ用の新屋外展示施設（観覧室、展示パドックほか）は既存施設の隣接地で建設。施設整備にあたり、トラ２頭（「マドラス」・オス、「ジャム」・メス）、ホワイトタイガー（「クラウン」・オス）の迫力ある姿、生態や行動を間近に観察できるよう、観察室とパドック間に強化ガラスを使用するほか、観覧者の頭上をトラが行き来する「空中回廊」も設ける。トラ用の３つの展示施設（屋内１、屋外２）を完備することで、常時１頭づつの展示が可能となる。
　県では来年６月までに完成させ、７月中のオープンを目指していく。
　基本・実施設計は都市計画研究所が担当。