トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設タイムズ社
2017/09/19

【千葉】東金市上武射田の約3万u/東金市外三市町清掃組合/新ごみ処理施設候補地が決定/28年度の稼働目指す

 東金市外三市町清掃組合(東金市三ヶ尻340、管理者=志賀直温東金市長)は、新ごみ処理施設建設の候補地を東金市上武射田地先に決定した。二次評価の3か所について、新ごみ処理施設用地検討委員会(委員長=鈴木弘孝・城西国際大学環境社会学部部長)の答申をもとに組合理事者会議で協議を行い、評価第1位の上武射田地先を最終候補地に決定した。用地面積は2万9703・91u。現況は水田、畑など。今後、地元説明会を開き、合意形成を図る。
 新ごみ処理施設は、老朽化する環境クリーンセンターを移転改築する計画。移転場所については、2015年8月から11月までの期間で東金市、大網白里市、九十九里町の地域内を対象に建設候補地を公募。その結果、東金市6か所、大網白里市2か所の合計8か所から応募があった。
 この8か所の候補地について二次評価を行い、@大網白里市金谷郷A東金市福俵B東金市上武射田――の3か所に絞り込み、最終評価を実施。最終評価では、土地利用条件や収集・処理条件、周辺条件、合意形成などをもとに採点方式で評価を実施。その結果、上武射田地先が搬入道路の状況、土地利用規制、地形形状及び周辺環境で高い評価を受け、最高得点を獲得して最終候補地に決定した。
 新ごみ処理施設は、老朽化する環境クリーンセンターを移転改築するもので、14年度で基本構想をまとめた。基本構想では、日量150tのエネルギー回収型廃棄物処理施設と同22tのマテリアルリサイクル推進施設を整備。概算事業費はエネルギー回収型廃棄物処理施設119億円、マテリアルリサイクル推進施設16億円の概算約135億円と試算。敷地は約2万uを必要最小限とした。事業手法では、定量的評価・定性的評価や民間事業者への意向調査結果からDBO方式が優位としたが、他の手法を含めて基本計画等で検討を進める。
 事業スケジュールは、本年度で基本計画を策定、18〜20年度で環境影響評価を実施し、21年度に事業者を選定。23年度から実施設計に入り、23年度もしくは24年度で造成工事に着手する。さらに25〜27年度で施設本体を建設し、28年度の稼働を目指す。
 本年度は「一般廃棄物(ごみ)処理基本計画の策定業務委託」を環境技術研究所(東京都足立区江北2―11―17)に委託。来年3月16日までの期限で基本計画を策定する。k_times_comをフォローしましょう
times