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北陸工業新聞社
2017/09/25

【石川】下期に四十万末松線分割で/野々市市中林土地区画整理/仮換地設計は年内着手

 野々市市中林土地区画整理組合(西崎幹夫理事長)が施行する同区画整理事業では、下期に都市計画道路四十万末松線築造工事が3工区程度に分割して発注(市が代行)される見通しだ。
 現在、同路線の初弾工が進むほか、公共下水道などの実施設計が進められている。都市計画道路堀内上林線については今後、埋蔵文化財の調査を行い、来年度に拡張整備に着手する。
 組合によると、土地の評価基準を決める換地規定などを冬前の臨時総会に諮る。その後、年内に仮換地設計に着手し、個別説明会を経て仮換地指定を行い、年度内に承認を受けたい考えだ。
 同事業の施行区域は、石川県立大学に隣接する中林1、2、3、5丁目、上林3、4丁目の各一部で面積は約31ヘクタール。都市計画道路四十万末松線(延長約460メートル、幅員16メートル)、堀内上林線(延長約600メートル、幅員16メートル)のほか、区画道路約6170メートル、特殊道路約1410メートル、公園、緑地、調整池などを整備する。
 同大学の東側隣接地は新産業創出ゾーンに設定しており、同大と連携できる企業の誘致を目指している。東西に横断する四十万末松線周辺は、商業ゾーンとなる。
 既存集落や周辺の市街地との調和を図り、良好な住宅地も配置する。保留地のうち、施行区域北側の約2ヘクタールは市営墓地公園(2000区画)の用地として市に売却する予定だ。事業施行期間は25年3月31日まで。設計は国土開発センター。

hokuriku