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日刊建設タイムズ社
2017/09/25

【千葉】本体発注は来年度末/成田市/大栄小中一体型校舎建設/19年度着工、21年度開校を

 成田市教育委員会は、大栄地区小中一体型校舎建設事業で本年度、雨水調整槽工事や仮グラウンド整備工事を実施。本体工事については、造成工事後、来年度末に一般競争入札を公告し、2019年度に着工する見通し。工事は20年度までの2か年で実施し、21年度に開校。その後、21〜22年度の2か年で既存校舎の解体工事を実施する予定。事業費は本年度当初予算で、17〜22年度の6か年継続費74億1674万円を設定している。
 同施設の建設場所は大栄中学校(伊能125)の敷地内。既存の大栄中学校の校舎を使用しながら新校舎等を整備し、新校舎等の完成後に既存施設を取り壊し、グラウンドなどを整備する。敷地面積は6万7116・89u。
 新校舎はRC造(一部S造)3階建て延べ約1万4000u。校舎部分が約1万400uで、体育館部分が約3300u、児童ホーム部分が約300u。校舎は普通教室、管理諸室、各種特別教室、多目的室などで構成し、太陽光発電装置を設置。体育館は大アリーナ、小アリーナなど。そのほかに、低学年運動スペース、200mトラックを備えたメイングラウンド、テニスコート、サッカーコート及び多目的練習場などに使用する多目的グラウンド、駐輪場、バスロータリー、屋外倉庫、屋外トイレなどを整備する計画。
 既存施設は、校舎がRC造3階建て延べ5642・94u、屋内運動場がRC一部S造2階建て延べ1761・01u、技術棟がS造平屋建て延べ519u。いずれも83年建築。
 本年度は、雨水調整槽整備工事や仮グラウンド整備工事などを進めている。雨水調整槽整備工事は来年1月31日までの工期。建設を予定している野球場の地盤面が低いことから、その後、盛土する造成工事を実施する。
 雨水調整槽工事、地下雨水調整槽を整備するもので、容量は6087立方m。工事は関東機工建設が予定価格2億4700万円(消費税抜き)に対し1億8000万円で落札。
 仮グラウンド整備工事は、砂場やポイントマークの設置、マウンド撤去などを実施。工事はシェル工業が担当。
 同事業は、児童数の減少する大栄地区の大須賀小、桜田小、前林小、津富浦小、川上小の5校を統合し、大栄中学校の敷地内に小中一体型校舎を建設するもの。
 実施設計は昭和設計(本社・大阪府大阪市北区豊崎4―12―10)の担当で完了している。k_times_comをフォローしましょう
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